CM(コンストラクション・マネジメント)方式とは、建設プロジェクトにおいて建築や設備のプロであるコンストラクション・マネジャーが、技術的な中立性を保ちつつ発注者側に立ち、基本構想や基本計画の検討、工事発注方式の検討、品質管理、工程管理、コスト管理などの各種マネジメント業務を行う手法です。
CM方式を活用することで、発注者は自らの体制や専門性の補完を図ることができます。発注者の体制やプロジェクトの特性と状況により補完すべき事項は異なりますが、CM方式の導入効果はさまざまな用途や規模のプロジェクトにおいて期待できます。
このページでは、CM方式の概要、CM方式の概要や発注方式などに関する解説動画、活用のメリット、導入の際のプロジェクトの流れ、CM方式の導入事例などをわかりやすく紹介しています。
工場・研究所、オフィス、学校、公共施設など、業界・ビルディングタイプに最適なCM方式の活用については、「サービス一覧ページ」より具体的なサポートイメージをつかんでいただけます。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式とは、建設プロジェクトにおいて建築や設備のプロであるコンストラクション・マネジャーが、技術的な中立性を保ちつつ発注者側に立ち、基本構想や基本計画の検討、工事発注方式の検討、品質管理、工程管理、コスト管理などの各種マネジメント業務を行う手法です。
CM方式を活用することで、発注者は自らの体制や専門性の補完を図ることができます。発注者の体制やプロジェクトの特性と状況により補完すべき事項は異なりますが、CM方式の導入効果はさまざまな用途や規模のプロジェクトにおいて期待できます。
CM会社を採用する発注者側の代表的なメリットは、構想段階における事業性の検証、コスト縮減や工期短縮のほか、最近では施工会社への特命発注の妥当性検証や、施工不安などへの対応を含めたプロジェクトの透明性の向上と意思決定支援による納得感が挙げられます。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式について、さらに詳しく知りたい方向けに解説した動画をご紹介しています。
CM方式全般に関する基礎知識や、建設プロジェクトにおける各発注方式の特徴やメリット、公共施設の相談事例など、テーマ別に概略をつかんでいただけます。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式の全般的な解説動画です。
CM(コンストラクション・マネジメント)を活用した発注方式の解説動画です。
地方公共団体向けのCM(コンストラクション・マネジメント)方式の解説動画です。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式におけるCMr(コンストラクション・マネジャー)の役割について紹介します。
一般的に、建設プロジェクト経験の少ないお客さま(発注者)は、建設分野のプロに対し、少ない情報の中で判断が求められる状況に置かれています(図1)。コンストラクション・マネジャーは、建設プロジェクトのプロとして、プロジェクト全体を通してお客さまの側に立ち(図2)、お客さまの専門性を補完して品質・コスト・スケジュールの透明性を確保し、お客さまの適切な判断を支援します。
設計者 「建物仕様についてA案とB案をご提案させていただきます。ご決定頂けますか。」
発注者(...どちらを選択すれば良いのだろう?)
設計者 「建物仕様についてA案とB案をご提案させていただきます。ご決定頂けますか。」
明豊CMr 「A案の発注者様のメリットとデメリットは◯◯です、費用は◯◯くらいです。B案については...です。一般的にはC案という方法もあります。」
発注者 「我々の求める建物仕様としてB案が妥当です。設計を進めてください。」
コンストラクション・マネジャーの支援により、計画と予算、調達プロセス、 建設コストの推移など、プロジェクトの進捗状況や意思決定プロセスが可視化され、アカウンタビリティ(説明責任)を高い次元で実現できます。
また、プロジェクト責任者が、プロジェクト目的達成に必要な意思決定について、コンストラクション・マネジャーから提供される複数の選択肢に基づいて、"発注者側としてタイムリーに自ら選択できた"という高い納得感を持てます。さらに、発注者とコンストラクション・マネジャーの間でプロジェクト情報の全てが可視化されていることで、プロジェクト期間中の課題や問題の発見を容易にし、プロジェクト途中での深刻な事態の発生を未然に防止することにもつながります。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式を採用するメリットとして、プロジェクトの早期立上げ、最適な発注方式の選択、コストの低減・コントロール、透明性の確保などが挙げられます。
こちらでは、CM方式のメリットについて、説明資料のイメージや図版を交えてより詳細に紹介しています。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式では、コンストラクション・マネジャーがプロジェクトの課題を整理し、「何を(計画)」「いつまでに(スケジュール)」「いくらで(予算)」「どのようにして(体制)」を明らかにすることで、プロジェクトが具現化します。
判断材料の少ない事業の構想段階でも、お客さまのプロジェクトの目的やコンセプト、設計・施工の難易度、建築予定地の適合性、行政手続きなどのプロジェクトの諸条件を整理することで、実現可能な基本構想が策定できます。
建設事業の推進には膨大なタスクと多数のステークホルダーとの調整が発生し、お客さま側のプロジェクトの担当者には大きな負担がかかります。
経験豊富なコンストラクション・マネジャーがお客さま側に立って専門性を補完することで、お客さまの合意形成や円滑なプロジェクト推進を支援します。同時にお客さま側の業務負荷を低減し、プロジェクト担当者が本来のコア業務にも注力できる環境を構築できます。
コンストラクション・マネジャーがお客さま側に立って専門性を補完することで、さまざまな発注方式について検討することが可能です。
コンストラクション・マネジャーがプロジェクトの全体像と特性を把握した上で、お客さまのプロジェクトに最適な発注方式を提案することで、品質確保・コスト縮減・コスト早期確定、スケジュール短縮に寄与します。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式の導入によってコスト低減や予算コントロールが実現します。
一般的な建設プロジェクトでは、計画が進み仕様が明らかになるにつれて、計画時の予算に対して建設コストが大幅に超過するケースも少なくありません
CM会社が参画するプロジェクトでは、初期段階で精度の高い予算を策定し、それ以降のコスト推移を常にお客さまと共有することで、予算超過による手戻りを防止し、予算内でのプロジェクト実現を支援します。
発注段階では、公正かつ透明性を担保した競争環境を構築して入札参加者の提案意欲を高め、設計段階ではVE(バリューエンジニアリング)手法を活用するなど、常にコストを意識したプロジェクト支援を受けることができます。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式は、コンストラクション・マネジャーが技術的な中立性を保ちながら、お客さまの専門性を補完するサービスです。
そのため、CM会社が作成する資料では、計画と予算、コスト推移、調達における意思決定プロセス、設計変更など、プロジェクトの進捗状況を確認することが可能です。
これにより、プロジェクトの透明性が担保され、官民問わずさまざまなステークホルダーに対して、プロジェクトの妥当性についての説明が容易になります。
CM(コンストラクション・マネジメント)方式を導入した場合の、プロジェクトの流れについて紹介します。
近年、CM方式の導入に際し、プロジェクトの構想段階からの相談が増えています。その背景には、発注者側の技術者の不足だけでなく、建設資材費の高騰などがあり、事業化をする上で適正な予算策定やスケジュールの検討を目的とした問合せが増えています。
以下は、建設プロジェクトの基本構想段階からCM会社を活用した場合のサービス内容と流れです。基本構想・基本計画立案、多様な入札契約方式の導入、設計・工事段階のマネジメントなど、幅広くあらゆるフェーズにおいて支援を受けることが可能です。
明豊FWが支援したCM(コンストラクション・マネジメント)方式の事例から、主要なプロジェクトをご紹介します。写真やプロジェクト名称をクリックすると、それぞれのプロジェクトのより詳細な紹介ページをご覧いただけます。
そのほかの事例・実績については、「コンストラクション・マネジメント導入事例・実績」のページに多数掲載しています。あわせてご覧ください。
明豊ファシリティワークスのCM方式の活用事例を工場、公共施設やオフィスなどの業界・用途別にまとめたページです。個別プロジェクトの概要もご覧いただけます。
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「明豊ファシリティワークスのコンストラクション・マネジメント」を紹介する資料を作成いたしました。
日本経済新聞社系列の日経BP社から発刊された書籍です。取材を通じて明豊ファシリティワークスのサービス内容や導入事例を、クライアントへのインタビューをもとに、わかりやすくまとめていただいています。